江戸時代の人物

江戸時代の人物

徳川家康

徳川家康

徳川家康(1542〜1616年)は江戸幕府初代征夷大将軍である。三河国の小大名の生まれで幼いころに人質に出されるが、後に大名として独立し、一時は豊臣秀吉に臣従して家臣となるも、後に天下を統一する。江戸幕府を開き、265年の徳川泰平の世を築いた。

徳川家康


徳川家光

徳川家光

徳川家光(1604〜1651年)は江戸幕府三代将軍。2代将軍の秀忠に疎まれたが、祖父の家康の裁定で将軍に就任した。参勤交代の義務付けなど、諸大名の臣従を制度化している。島原の乱を鎮圧し、キリシタン禁令を強化し、「鎖国」体制を確立された。

徳川家光


徳川綱吉

徳川綱吉

徳川綱吉(1646〜1709年)は江戸幕府の5代征夷大将軍。3代将軍家光の四男であり、館林藩主から将軍へと就任した。幕閣を退け、館林時代からの側近を重用し、積極的に施政に参与した。儒学の影響を受けた「天和の治」を展開し、理想主義に走る。生類憐みの令などを発布し、庶民に辛い治世となった。

徳川綱吉


新井白石

新井白石

新井白石(1657〜1725年)は江戸時代の儒学者・政治家である。久留里藩目付の家に生まれるが、主家に恵まれずに転々とした後、37歳で儒学者として徳川家宣に仕えた。家宣から家継の治世に携わった。正徳の治と呼ばれる。儒学だけでなく、歴史学から植物学まで、広く学問を展開した。

新井白石


徳川吉宗

徳川吉宗

徳川吉宗(1684〜1751年)は江戸幕府の8代将軍。紀伊徳川藩主の四男で、将軍候補者が相次いで亡くなった為に将軍に就任した。財政再建を中心に置いた享保の改革を断行した。約30年を費やし、江戸時代の3大改革で最も成功した。米価対策に心を砕き「米将軍」と呼ばれた。

徳川吉宗


田沼意次

田沼意次(1719〜1788年)は江戸幕府の老中で、遠江相良藩主である。徳川家重つきの小姓を振り出し、順次出世した。徳川家治の治世に、側用人と老中を兼任した。
田沼時代と呼ばれた施政下で、殖産政策と商業への課税など財政再建策を展開する。
その弊害で金銭の付け届けが横行してしまう。

田沼意次

松平定信

松平定信

松平定信(1758〜1829年)は江戸幕府老中で、御三卿の田安家出身の白河藩主。
白河藩に養子に入り、同じ御三卿の一橋家出身の家斉の下で老中となる。
田沼時代を否定し、寛政の改革を実施する。財政再建と綱紀粛正に取り組んだ。
政治論や文芸関係で200近い著作を残している。

松平定信


大塩平八郎

大塩平八郎

大塩平八郎(1793〜1837年)は江戸時代の大坂町奉行与力であり陽明学者であった。陽明学の家塾を開き、もと同役や豪農に教えていた。
天保の大飢饉の際に窮民の救済案を奉公所に上申するが却下されてしまう。
大塩の乱において挙兵するが、約半日で鎮圧されてしまい、後に自刃した。

大塩平八郎


水野忠邦

水野忠邦

水野忠邦(1794〜1851年)は江戸時代の幕府老中、浜松藩主である。幕政の中枢を目指し、唐津から浜松に転封し、順調に出世し老中となる。
徳川家斉の死後、天保の改革を断行し、大御所政治からの転換を図る。
しかし上知令が大名・旗本の不興を買い、失脚する。

水野忠邦


吉田松陰

吉田松陰

吉田松陰(1830〜1859年)は江戸時代後期の長州藩士で、幕末の思想家。
江戸遊学中に黒船の来航に遭遇し、2度目の来航時に密航を企てるが失敗する。
叔父の松下村塾を引き継ぎ、後に維新から明治時代へと活躍した人材を育てた。安政の大獄の取り調べで幕政批判を行い、刑死した。

吉田松陰


井伊直弼

井伊直弼

井伊直弼(1860〜1815年)は江戸時代末期の大老・彦根藩主。日米修好通商条約を勅許なく調印した後、将軍継嗣を紀伊藩の徳川家茂に決定する。安政の大獄で反対一派を厳しく取り締まるも、桜田門外の変で、水戸・薩摩の浪士に暗殺された。

井伊直弼


木戸孝允/桂小五郎

木戸孝允/桂小五郎

木戸孝允(1833〜1877年)は幕末の長州藩士であり、明治時代の政治家である。幕末は主に江戸と京都で、長州藩の政治工作にあたっている。第二次長州征伐の対抗策として、薩摩藩の西郷隆盛らと薩長同盟を結ぶ。維新後は、版籍奉還や廃藩置県など、政治権力を半から中央政府へと移行させる政策を積極的に展開した。

木戸孝允/桂小五郎


高杉晋作

高杉晋作

高杉晋作(1839〜1867年)は幕末の長州藩士。
列強の侵略に合う上海を視察し、攘夷の必要性を確信し、奇兵隊を創設する。
功山寺挙兵でのクーデターで藩論を倒幕に動かし明治維新に大きな功績を残すが、晋作自身は維新を見ずに病死してしまう。

高杉晋作


勝海舟

勝海舟

勝海舟(1823〜1899年)は江戸時代末期の優れた先見の明を持つ幕臣。
海防意見書を提出し才能を認められた後、操船技術を学び渡米する。
神戸海軍操練所を創設し、坂本龍馬や陸奥宗光に技術を伝える。
戊辰戦争で西郷隆盛と直談判し、江戸城の無血開城を実現た。

勝海舟


坂本龍馬

坂本龍馬

坂本龍馬(1835〜1867年)は江戸時代末期の土佐藩出身の志士。勝海舟の神戸海軍操練所の設立に奔走し航海術を学んだ。亀山社中を創設。薩長同盟を成功させ、船中八策を藩主山内容堂に提出して大政奉還を即した。

坂本龍馬


徳川慶喜

徳川慶喜

徳川慶喜(1837〜1913年)は15第征夷大将軍。御三家の水戸徳川家に生まれ、御三卿の一橋家を相続した。安政の大獄後、幕政の危機を受け要職に返り咲く。
14代家茂の急死を受け、将軍に就任。大政奉還により徳川家の存続を図るも、倒幕勢力に敗北、江戸城の無血開城を決意する。

徳川慶喜



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