旅の楽しみの一つが、各地で味わえる名物である。
日本全国の街道で出会える、豊かな街道名物の一端をみてみよう。
ゆばは豆乳を煮立て生じた薄皮を救ったモノ。
精進料理などに珍重された。
京都や滋賀産も有名。
木版画に「魚市場神茂」と読まれたほどの老舗。
1688年創業以来、伝統の味は今も変わらず、多くの人々の支持を受けている。
つきたての餅にきな粉をまぶした形が黄金に似ている事から、徳川家康が命名したと伝えられる。
地元の自然薯(山芋)を摺りおろし、味付けしたモノを麦飯に掛ける、
松尾芭蕉の俳句や「東海道中膝栗毛」にも登場。
宝永4年(1707)創業の老舗。
餡は伊勢神宮神域内の川のせせらぎと三筋の清流、中身の餅は川底の小石を表現している。
赤心慶福から名付けた。
ハマグリを溜まり醤油で煮しめたもの。
日持ちのする商品として人気が高いのは、今も昔も変わらない。
かつてブリ街道を行き来した塩漬けのブリも、今では全国で新鮮な刺身が食べられるようになった。
村上水軍は出陣前夜の酒盛りで、八方の敵を喰うという意味のタコ入り鍋を食したという伝わる。
麦飯雑炊で締めるのが定番。
麺の適度な粘り気とコシが話題となり、全国的なブームへ。
「ぶっかけうどん」、「鎌上げうどん」などが有名。
長崎に在中している中国人の為に料理人が福建料理をベースに安くて栄養のある料理を考案したのが切っ掛け。