街道の名物

旅の楽しみの一つが、各地で味わえる名物である。
日本全国の街道で出会える、豊かな街道名物の一端をみてみよう。

東海道五十三次之内 鞠子 名物茶店

東海道五十三次之内 鞠子 名物茶店

各地の名物

ゆば・日光(日光街道)

ゆばは豆乳を煮立て生じた薄皮を救ったモノ。
精進料理などに珍重された。
京都や滋賀産も有名。

ゆば

ゆば

手取はんぺん・日本橋(東海道)

木版画に「魚市場神茂」と読まれたほどの老舗。
1688年創業以来、伝統の味は今も変わらず、多くの人々の支持を受けている。

はんぺん

はんぺん

安倍川もち・府中(東海道)

つきたての餅にきな粉をまぶした形が黄金に似ている事から、徳川家康が命名したと伝えられる。

安倍川もち

安倍川もち

とろろ汁・丸子(東海道)

地元の自然薯(山芋)を摺りおろし、味付けしたモノを麦飯に掛ける、
松尾芭蕉の俳句や「東海道中膝栗毛」にも登場。

赤福・伊勢(伊勢街道)

宝永4年(1707)創業の老舗。
餡は伊勢神宮神域内の川のせせらぎと三筋の清流、中身の餅は川底の小石を表現している。
赤心慶福から名付けた。

赤福

赤福

時雨蛤・桑名(東海道)

ハマグリを溜まり醤油で煮しめたもの。
日持ちのする商品として人気が高いのは、今も昔も変わらない。

ハマグリ

ハマグリ

寒ブリ・氷見(北国街道)

かつてブリ街道を行き来した塩漬けのブリも、今では全国で新鮮な刺身が食べられるようになった。

水軍鍋・広島(出雲街道)

村上水軍は出陣前夜の酒盛りで、八方の敵を喰うという意味のタコ入り鍋を食したという伝わる。
麦飯雑炊で締めるのが定番。

讃岐うどん・香川(四国八十八カ所)

麺の適度な粘り気とコシが話題となり、全国的なブームへ。
「ぶっかけうどん」、「鎌上げうどん」などが有名。

讃岐うどん

讃岐うどん

長崎ちゃんぽん・長崎(長崎街道)

長崎に在中している中国人の為に料理人が福建料理をベースに安くて栄養のある料理を考案したのが切っ掛け。

長崎ちゃんぽん

長崎ちゃんぽん


↑ページTOPへ