「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、物事に詳しくなるには、まず“それ”について好きになる事が大切。
映画や小説、大河ドラマなどで先ずは歴史の世界を覗き込み、「歴史を好きになる」事も大切な勉強の一つである。
ドラマを通じて好きになった時代の歴史とは、自分でも驚くほど、頭に入って来るようになるものだ。
ただし、フィクション作品などは「頻繁に嘘を付く」事を忘れてはいけない。
そもそも、歴史上には“史料”として残っておらず、その時何が起こっていたかの全く分らなくなってしまった事が沢山ある。
映画などは、そういった分からなくなってしまった部分を“想像”で補いながら作られているのだ。
よって、フィクション作品で映画に触れるときは、「それが史実とは限らない」という事を踏まえた上で、作品を楽しもう。
慣れてくれば「ああ、この部分は創作だろうな」と分かるようになってくる。
そういった、史実と創作を見分ける練習としても映画やドラマ(特に大河ドラマ)などは、有用な勉強材料となる。
部分的に史実と違うからと、決して「捏造だ!!」などと否定してはいけない。
あくまで作品なのだ。
そもそも、歴史上“史実”とされている事も、本当にそれが史実であったか、分からない事だらけ。
例えば、1582年に織田信長が明智光秀に襲撃された「本能寺の変」を描いた作品はよく見掛ける。
光秀が京都へ進路を変更する時には、必ずと言っていいほど、「敵は本能寺にあり!!」と叫ぶ。
しかし、光秀は本当にそんな事を言ったのだろうか?
本能寺とは「花の京都」にある寺であり、「由緒正しい都で今から戦をします」などとわざわざ言うだろうか?
と、多くの事に疑問を持つ事も、歴史の楽しみ方の一つである。
なお、作品がよく嘘を付くのは、基本的にはストーリー・展開の部分である。
その時代の人々が何を食べ、何を着て、どんな所に住み、何を考えながら生きていたのか?
そういった部分は、非常に濃い検証の結果によって演出されている。
極めて史実に近い形で、当時の時代を正確に描いてある事が大半である。
目を凝らしながら、作品を楽しもう。
日本史映画・大河ドラマなどを中心に、描かれた年代順に記述。
基本的に管理人の好みの影響を受けたオススメの映画である事を留意されたし。
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